行政書士が導く!横浜の法的サポートブログ

相続・遺言、空き家対策、申請等取次、各種許認可について簡潔に案内します。

年別: 2023年

相続制度の見直し(遺産分割に関する新たなルールが導入されました。)

所有者が分からなくなっている土地の中には、相続が生じたのに遺産分割がなされないまま長い年月が過ぎ、再度の相続が生じたり、相続に関する証拠等がどこにあるのか分からなくなったりすることで遺産分割が難しくなってしまい、そのまま […]

「管理不全空き家」 固定資産税の減額解除 法案成立

「空き家問題」対策として、「空き家対策特別措置法」改正法が令和5年6月7日の参議院本会議で可決・成立しました。 改正法では、放置すれば「特定空き家」になるおそれがある物件を新たに「管理不全空き家」に指定し、状況が改善され […]

お隣との関係(相隣関係)が見直されました。

土地や建物を円滑に利用できるよう、お隣との関係(相隣関係)についても、主に以下の3点について見直されました。 (1)隣地使用権の見直しされました。これまで、隣地を使用できるのは、壁や 建物を建てたり、修繕するために必要な […]

裁判による共有物分割手続

共有物分割の方法として、共有物の現物を分割(現物分割)することの他に、これまで判例にて許されていたものに過ぎなかった、共有者の一人が共有物を取得して、他の共有者に相当分の金銭等を支払う代償分割(賠償分割)が民法に明記され […]

共有物を使用する共有者の義務に関すること【⑤】

これまでは、共有物を使用する共有者がいる場合、その共有者の同意がなくても、持分の価格の過半数で共有物の管理に関することを決めて良いのか明らかでありませんでした。 しかし、今回の見直しにより、共有物を使用する共有者がいたと […]

共有に関する変更点②及び③ 共有者が賛成か反対かを明らかにしない、又は、どこにいるのか分からないときも、対応ができるようになりました。

これまで、共有者が共有物の管理に関心が無く、連絡しても明確な返事をしないときなど、共有物の管理が難しくなるときがありました。 今回の見直しでは、このような場合、裁判所の決定を得て、その共有者以外の共有者の持分の過半数によ […]

共有に関する変更点① 軽微な変更ならば、持ち分の過半数で決められるようになりました。

共有物を変更するときは、原則として「共有者全員の賛成」を得る必要があります。しかし、どのような場合でも全員の賛成が必要となると、共有物の利用が上手く進まないときがありますよね。 そこで、今回の民法改正により、例えば砂利道 […]

不動産登記制度と共有制度の見直し

相続があっても、遺産分割することなく放っておくと、全ての相続人が、法定相続の割合で不動産を取得し、共有の状態になってしまいます。 この共有状態でも登記はできますが、法定相続を確定させ、法定相続の割合を決める必要があるため […]

管理不全土地管理制度/管理不全建物管理制度ができました。

この制度は、所有者による管理が適切に行われず、近隣の住民等への権利侵害があるか、そのおそれがある土地等について、裁判所が管理人を選任する制度です。選任を請求できる者は、管理不全土地等の管理に利害関係を有する「利害関係人」 […]